やぐらです。
たまにInstagramなどのSNSに撮った写真をアップすることがあります。
インゲームフォトをInstagramにアップする際、写真のサイズが印象にどれほど影響を与えるかに気付きました。
サイズの違いがもたらす変化
普段、私は写真の中の情報量を意識して撮影するようにしています。
特に風景写真を撮る際、ゲーム内の美しい景色やゲームのストーリーに合った瞬間を捉えるためには必要なポイントだと思います。基本的に16:9の費立で撮影された写真は、そのままX(Twitter)や私のポートフォリオサイトにアップされます。しかし、ある日、Instagramにインゲームフォトをアップしようと思ったとき、トリミングを行って写真のサイズを変えることで、写真の印象が驚くほど変わることに気付きました。
これは考えてみれば当たり前なのですが、トリミングをすることで、こんなにも写真の意図が変化し、時にはつまらない写真になるのかと衝撃を受けました。
トリミングすることで、見せたい部分だけが際立つようになれば良いのですが、見せたい場所が隠れてしまい、逆効果になるのです。
情報量と意図のバランス
上の写真のように、トリミングする前とした後では、大きく印象が変化します。
トリミング前では横一列に架かる大きな橋をメインに写したいのですが、トリミングしてしまうとそこを表現することはできません。
実際にInstagramに投稿した際は、橋に接している大きな建物をメインに起き、新たな奥行きを表現するようにしました。
他にもトリミングすることにより"ダサく"なってしまった写真がたくさんあり、この「黄昏ニ眠ル街」という作品ではInstagramには載せられなかった写真が特に多かった思い出があります。
SNSでの新たな意図
とはいえ、Instagramでも本来のままの比率でアップロードすれば何も問題はありません。
しかし、それぞれのSNSに応じた比率で再構成することにより新たな意図を与えることができます。それが楽しくもあります。どの部分を強調し、どの情報を省き、どのようなストーリーを伝えるかを考えながらトリミングすることで、写真に新たな魅力を与えることができます。
無限の可能性がある
トリミングすることで、場合によっては写真に大きな影響を与える。その逆にトリミングする前にも写真に無駄な余白はないことに気付かされました。
おそらく比率だけではなくフィルターひとつでも大きな変化があり、それらの情報のコントロールにより、1枚の写真でも無限の可能性があるのだとわかりました。